2018年3月10日放送『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』Perfume出演部分文字起こし

表題のまま、Perfume出演部分の文字起こしです。

 

 

* * *

 

宇多丸 …ということで、なかなかに味わい深い投稿が続く「疎遠特集」なんですが、ここらでですね、私にとっての疎遠になった知人友人というのはおこがましいですかね。まあファンですよ。私が一方的にファンだったところから来てますからね。この番組にいろいろゲスト来ていただいたなかのですね、“疎遠になったゲスト代表”ということで、Perfumeの皆さま、コメントをいただきましょう。Perfumeの皆さん、最後の出演は、2011年12月10日、「ボンクラ探求ラジオ<Bag>」…もうさ、元ネタがわからないのよ、『Dig』が終わっちゃってるから(笑)。…「ボンクラ探求ラジオ<Bag>」の回。さぁ、Perfumeの皆さんは、私、宇多丸へのね、どういう風にね、態度が変わっているのかいないのか。私がね、恨みごとを込めた手紙を書いて…この手紙に関しても、読みながら答えていただいているそうなので。約10分かけて、Perfumeの皆さんは答えていただいているそうなので。私もね、どういう風に答えていただいたのか、初めて聞きますので、楽しみでございます。それでは、Perfumeの皆さんのコメントです。どうぞ!

 

==========

 

 『ウィークエンド・シャッフル』をお聴きの皆さん、宇多丸さん。

 

 こんばんは。

 

 かしゆかです。

 

 あ~ちゃんです。

 

 のっちです。三人合わせて。

 

 Perfumeです。

 

 どうもお久しぶりです。

 

 お久しぶりです。

 

 宇多丸さん(笑)。

 

 ウフフフフ(笑)。

 

 え~、だいぶお久しぶりとなっていましたが、なんかね。宇多丸さんから…お手紙届いてるんですよ。

 

 嬉しい~!

 

 すごいのよ 。それもね、ものすごい長文で。まず…

 

「大変ご無沙汰しております。覚えていらっしゃいますでしょうか? RHYMESTER宇多丸です」

 

 そりゃ覚えてる(笑)。

 

 覚えてます(笑)。

 

「ほら、スキンヘッドにサングラスで、ラップやったりラジオ番組やったりしてる、そうそう、その宇多丸です」

 

 ほかにどの宇多丸さんがいるんだろうっていう、感じなんですけども。

 

「2014年、春の金沢での対バン(我が「人生最良の日」)以来、なかなか直接お会いする機会がなく、元恩師…いや、尊師としては正直とても寂しい想いをしていたところです」

 

 そんなに会ってなかったっけ?

 

 うん、みたいだね。ってことは、今、2018年になったから…。

 

 もう4年?

 

 もうちょっとで4年になるんだ。

 

 あっという間。

 

 衝撃的だね。結構、イメージ的には…まあ2年くらい前かなって感じだったんですけど(笑)。

 

 それにしても会ってないなって話、あったね。

 

 たしかにね。そう、それでね。この番組が、ちょっと終わるということでね、長いことお疲れ様です。あの~、この番組に、私たちが…最初に出演させてもらったのが、番組開始まだ間もない2007年9月1日のことでした。

 

 そうだったんだ。

 

 そうなんだ、そんな前。

 

 それにしては板が付きすぎてたよね。

 

 長寿番組みたいな(笑)。

 

 そうそう(笑)、すでに。もう機関銃のように喋ってさ(笑)、隙間がないくらいにさ。

 

 たしかに(笑)。

 

 いや、楽しかったよね。なんか言葉責めって感じでやっぱり、ラップしてる人なんだなって思った記憶があるんですけど。それで5回くらい出させてもらったと。で…。

 

「しかしそれ以降、現在に至るまでの約6年間、なぜかばったりとご出演が途絶えてしまいます。まさしくこれぞS.O.E.N.…疎遠そのもの」

 

 そのもの(笑)。

 

「まあ、実際ね、こっちが勝手に「もう受けてもらえないだろう」とビビってオファーしてなかっただけでもあるんですが。というわけで、当番組にゆかりのあるゲストの方々のなかでも特に疎遠組代表として」

 

 そうなんだ(笑)。

 

 代表になっちゃった(笑)。

 

「可能なかぎりで結構ですので、以下の質問事項にコメントいただければ幸いです」

 

 なんでしょう。

 

 ここにね、質問事項が5つ書いてあるんですよ。まあ、まずひとつめ。

 

「なぜ宇多丸と疎遠になったと思われますか?」

 

 (笑)。

 

 直接!?(笑)なぜ?

 

 ダイレクトだなぁ(笑)。疎遠になったっていう気持ち、ないんだけどね。

 

 たしかに。

 

 なんか、前は…こう、Perfumeの曲をいろんなところで褒めてくれたりとか、ラジオで喋ってくれたりとかして、「あ、Perfumeのこと、応援してくれてるんだな。好きでいてくれるんだな」って思ってたけど、最近はそういうことがあんまりないから。

 

 (笑)。

 

 もしかしたらあんまり興味ないんじゃないかなって、思ってる。

 

 あ〜。

 

 宇多丸さんが?

 

 うん。

 

 たしかにね~。音楽もいろいろね、新しいものたくさん出てきますから。いくらこっちがね、新しい挑戦をしていたとしても、まあ宇多丸さんの耳にちょっと届いてるかどうか、ちょっとわからなかったから…ちょっとやっぱり、不安になってたってところはありますよね。

 

 あるよね?

 

 はい。

 

 あるよね、そうなんだよな。

 

 そこんとこ、逆にどうなんですか?(笑)逆に!

 

 うん。

 

 3月14日に『無限未来』、新しいのが出ますけど、それも聴いてくれてます~? もうね~、かっこいいんですよ。

 

 そう、最近ね、ちょっと音楽性を中田ヤスタカのほうが、こう、方向転換して。あるんですよ、そういうのも、最近。

 

 そうそう。

 

 Futurebassとかに入ってってるけど。

 

 その部類はどうですか? あんまり…グッとは来ないですかね? これは気になる。そして…②。

 

「この上記のような質問、正直めんどくさいと思われます?」

 

 (笑)。

 

 笑っちゃった。

 

 めんどくさ~い。い?

 

 …うん。

 

 (笑)。めんどくさいね。

 

か・の …うん。

 

 まあでも、「愛ゆえに」と感じますね。

 

 そうかも。

 

 ③。

 

「今回の投稿企画のように、かつては親しかったこともあるが、いつの間にか疎遠になってしまった友人の思い出など、御三方にもし仮にありましたら、差し支えない範囲でお話しいただけないでしょうか」

 

 疎遠になった話、こんなにすることある?(笑)

 

 そこを広げていくんだね。

 

 面白いなあ(笑)。

 

 すごい人だね。…疎遠ねー、ありますか?

 

 いや、あるよね?

 

 疎遠、全然あるよ。

 

 だらけ、だらけ。いっぱい。ほら、ウチらみたいに…こう、広島から東京に上京したタイミングが中学生だったっていうのもあって。私…のっちは小学校のときの友達とか、ほぼ、連絡、取れてない。取っても…5年に1回とか。

 

 ふ~ん!

 

 5年に1回、気になるね、逆に。

 

 うん。かな。ひとりふたりに。

 

 私ももうだって…小中高、大学生とか…友達、ほとんど連絡取ってない。

 

 ええ~!? 小中高大全部?

 

 かしゆかとのっち、そういうタイプ。

 

 そういうタイプね。

 

 そう。

 

 (笑)。今までの友人は?

 

 いるんだけど、で、LINEとかも登録してるんだけど、何を連絡したらいいのかがわからなくて。近くにいないし。

 

 うん。…近くにいるじゃん、高校や中学は!

 

 …いる?

 

 いるよ!(笑)だって都内で通ってるじゃん!

 

 いるけど、なに言えばいいんだろうって思うから。

 

 あ~、たしかにね。

 

 だからさ、高校時代からの友達もいるけど、それは全部あ~ちゃんが仲良かった人と、今でもあ~ちゃんが繋がってるから、そこ繋がりで遊ぶみたいな。

 

 そうそうそう!

 

 あ~。

 

 だけだね。

 

 そうか? 

 

 そうそう!

 

 そうか! そうだね。

 

 あの遊ぶグループ、きっかけに…またやり取り取り始めるようになったから(笑)、それまで連絡先知ってても取らなかったもん。

 

 え~、そっか。もう今、ポケモンのことでね。

 

 もう毎日のように。

 

 (笑)。

 

 モリモリに連絡取ってるもんね。

 

 うん。

 

 そっか。そういう意味では、小学生のときの…子はアレだけども。中高大の子は、結構連絡取ってるかもね。

 

 あ~ちゃん、結構まんべんなくいろんな人と連絡取ってるよね。

 

 そうかもしんない。で、会うしね。

 

 すごいなって思う。

 

 あ~。なんかでも、応援してくれとるけぇさ。嬉しくて。そのエールをいただきに行く、みたいなとこ、ちょっとあるかもしんない(笑)。「ありがとうございます、ありがとうございます。頑張るわぁ~」って、本当いただいてるところ(笑)。結果もらいに行ってる(笑)。そういうところちょっとあるかもしんないですけれどね。さあ、そして4個目の…。

 

「実はこの番組、この3月いっぱいで11年の歴史に幕を閉じるんですが、代わりに4月から、宇多丸司会で、月~金の18:00~21:00の新しい帯番組『アフター6ジャンクション』が始まります」

 

 帯。

 

 びっくりした。

 

「そちらなら、たとえばプロモーションタイミングのご出演など、よりしやすくなるのではないかと思うのですが、新番組『アフター6ジャンクション』のほうには、またちょいちょい…出てくれるかな?」

 

 …いいとも~!(笑)

 

 「(タモさん調で)」って書いてあるんで。

 

 指定ですね(笑)。

 

 言わされた感じありましたけど(笑)、でも行きたいよね?

 

 行きたい。

 

 呼んでほしい!

 

 ね、行きたい! ぜひ呼んでいただけたら。

 

 本当によろしくお願いします。

 

 嬉しいです。

 

 すごいね?

 

 だって~。

 

 すごい。

 

 間を空けずに次の番組が、帯!

 

 いや、これもうヤバい。

 

 しかも3時間。すごい。ヒィ!

 

 ヒィ!(笑)

 

 すごいよ~!

 

 ヒィだね。

 

 生活の一部だね。

 

 本当だね。だってもう、この時間のさ、付き合いとかさ、もうできんわけやん。じゃけぇ、そういうお食事とかも、夜10時からスタートとかになっちゃって。

 

 そうだよね。

 

 だってイベントとかライブとかって、だいたい7時からとか、この時間でしょ?

 

 あ、本当だ。

 

 どうす…え?

 

 ライブやらないつもり?

 

 ね、もう土日だけ。

 

 土日のみの活動?

 

 ヒヤ~! すごいよ~。

 

 すごいね。潔いね。でもそれはお客さんにとっても、土日にやってくれたらありがたいし。

 

 そうだね。

 

 まあ、夜中のイベントには…出れるしね。

 

 たしかにね。

 

 はぁ~。

 

 いや、これはすごいわ。どんな番組になるんじゃろうか。

 

 ねぇ~。いや、楽しみだなぁ~。

 

 ぜひ呼んでくださ~い。…で、⑤。

 

「コメントをいただいた、せめてものお礼に、お知らせごとがあればどうぞ」

 

 (笑)。もう先ほど言いましたけども、『無限未来』という新曲が3月14日にリリースです。

 

 はい。

 

 なんでこれはぜひとも…宇多丸さんに聴いていただけたら嬉しいし、そして…ちょっとこの曲の感想を…。

 

 聞きたい!

 

 聞きたいですよねぇ!

 

 最近のPerfumeをどう思ってるのか聞きたい。

 

 うわ。聞きたい。

 

 真意をついた…ね。さっき、ちょっと笑いながら言ってましたけど、結構、思ってま~す。

 

 (笑)。

 

 ではまた会えるのを楽しみにしています! それでは!

 

 Perfumeでした~。

 

==========

 

宇多丸 聴いとるわ! 応援しとるわ、ずっと! ということで、コメントありがとうございます、Perfumeの御三方ね。あの~、とりあえず今回は収録って感じで、この…一方的に聴いてるだけでも、なんでしょうかこの多幸感はね。それだけでもうおじさん幸せ。あのね~、だってほら、『WE ARE Perfume』の映画評もちゃんとやってるし、アルバム出るたびにBUBKAのほうも必ず…っていうか、Perfumeをベストとかに入れてると、もうキリがないから…どこに、適度なところに入れるかが難しいで、苦労してるくらいですよ、それは! 本当にね、全部チェックしてますよ。今回の『無限未来』もめちゃめちゃ…あのー、『ちはやふる』の映画評のときにもPerfumeのこの主題歌が超よくて、続編のときはさ、Perfumeのオープニング…「ここから始めるべきだ!」みたいなことを言ってましたけども、今回の『無限未来』もさ、特に今回の「疎遠特集」のね、この歌詞にちょうど…ピッタリ来るようなね、はからずも。最近の、中田ヤスタカさんのね、Futurebass路線というかさ、また新たな…ネクストセットを模索してる感じなんかもね…まあ詳しくはちょっと! 俺、今あせって答えてるからこういう感じになっちゃってるけども! すごい聴いてるし、常に応援してる。そりゃもう、PerfumeはForeverですから、僕の中でも。「Perfume, forever!」…『ブラックパンサー』混ざってますけどね。…ということで、いつでもね、ファンですし。ぜひ、また『アフター6ジャンクション』のほう、来ていただけたら。すごかったね、「潔い」って言われてましたね(笑)。とかね、まあでも、疎遠エピソードもいただいて。思いのほか、たっぷりコメントいただいて、本当に嬉しかったです。御三方の声が聴けるだけで幸せでございます。まあ、あと、作品の方もですね、今後とも楽しみにしていますので、ぜひぜひ。『アフター6ジャンクション』も思い出していただければと思います。…向こうからズバッと来られると、すごい…ね、急にしどろもどろになっちゃうっていう感じがね(笑)。

 

宇多丸 そしてこの「疎遠特集」…あ、ちなみにこのPerfume、3月14日発売のPerfumeニューシングル『無限未来』は、『ちはやふる -結び-』の主題歌ですから。『ちはやふる』もめちゃめちゃ楽しみ…なんでございますけど(中略)、そんな感じで、新番組『アフター6ジャンクション』、Perfumeの皆さん、そしてリスナーの皆さん、ぜひぜひね、疎遠にならぬよう気をつけて! これ、特集をわざわざやってるわけですから、注意喚起ですから! 皆さんへのね! 当事者意識を持って! ぜひお願いします! そんな感じで!「疎遠特集」でしたぁ!

「代表として呼ばれるよう」「2020年まで続けて」東京五輪に向けたPerfumeコメントまとめ

東京五輪までちょうど1000日。NHKにて『内村五輪宣言!~TOKYO2020開幕1000日前スペシャル~』が放送されました。

今回のPerfume『TOKYO GIRL』…2012年からやってきたTwitterとの連動企画、2014年にパフォーマンスへと導入されたAR技術、2015年からやってきた現実×バーチャル映像、オプティカル・イリュージョン。すべてうまく昇華させた3分間のように思えました(「ドーピング」と呼ばれていた物事もありましたが)。

 

下記は昨年夏以降、徐々に増えてきた「2020年・東京五輪開会式に向けた(?)Perfumeコメント」まとめです。

とりいそぎ、思いつくだけ挙げました。ほかにも思い出したら追記していきます。

 

 

* * *

 

●2014年5月29日

国立競技場『SAYONARA 国立競技場 FINAL WEEK JAPAN NIGHT』

あ「みなさま本当に暖かく見守ってくれて。私たちには最初で最後の国立でしたが、7年後、また代表として呼ばれるよう、活動頑張ります!」

 

●2016年9月6日

サンスポ『Perfume、全米ツアー完走!東京五輪でも光のおもてなし』

“閉会式をテレビで観たあ~ちゃんは、大舞台を彩ったスタッフの姿に「涙、涙でした」。のっち(27)も「本当に誇りに思ったし、素直に心から格好いいと思えました」と振り返る” “東京五輪のセレモニーには自分たちも出場したい?と聞くと、あ~ちゃんは「『おもてなし~』って(滝川クリステルをまねて)言っていたときは、まだ先だな~と思っていたけど、あと4年なんだ」としみじみ。「4年後、自分たちが、うちのチームも含めて(出演を)お願いしてもらえるようなアーティストでいたい」と力を込めた”

 

●2016年9月6日

デイリースポーツ『PerfumeにNYっ子も興奮!ライブの域を超えている』

“20年東京五輪への関わりを願う声も多く、かしゆか(27)は「純粋に自分たちのために頑張り続けたことが、周りから(五輪に出て欲しいと)言われるようになればいいな」と意欲。MSGに東京五輪-。世界的な評価の高まりが、3人を夢のその先へと運んでいく”

 

●2016年12月31日

NHK『第67回紅白歌合戦 紅白楽屋トーク

あ「今年はリオ五輪で、いつもやってくれてるチームの…MIKIKO先生だったり、ライゾマの大度さんだったり、そういう人たちがリオの閉会式でパフォーマンスをしたりとかして。そういうのってすごい…誇り。一緒にやってきた仲間がああやって評価されるのって本当に誇りで、鼻高々なんですよ。それと同時に、自分らもちゃんとせにゃというか、身が引き締まったんですよね。だから…これから東京五輪もあるし。それに向けてまだ3年、4年ありますから、うちらもまだまだ磨いていけたらなと思ってます」

 

●2017年2月13日

音楽ナタリー「Perfume『TOKYO GIRL』インタビュー|“大人の女性”になった3人の思い」

──「東京オリンピックではいろんな国の人たちの前で踊るPerfumeを観たい」という声も聞くようになりましたし。

あ「ホントにうれしいですね」

──そういうこともあって、傍目に見て今のPerfumeは、少しずつではあれど夢に向かって着実に進んでいるように見えます。

の「はっ! それはうれしい」

あ「自分たちが昔から信じてきた人たちがこうやって今評価されているのは、自分のことのようにうれしいんですよ。『もっと行け行け! MIKIKO先生はこんなもんじゃないんだぞ!』ってすごく思う。けどそれと同時に、『ああ、自分たちもホントにがんばんなきゃな』『テレビの前で観てる場合じゃないな』ってお尻を叩かれるような気持ちになるんです。私たちの一番近くにいる人たちがオリンピックという世界的イベントに携わったなら、その人と一緒にやってきた私たちだって自分を信じていれば大きな夢につながるかもしれない。2016年はそれを強く感じた年でした」

──そう思います。

あ「夢に近付くためには、もっと欲張ったほうがいいのかもしれないって最近思うんです。今までは石橋を叩いて、叩いて、叩くけどやっぱり渡るのやめる!ってくらいの慎重すぎる人たちだったけど、これからは勇気を出して、思い切ったことをバーンとやれるようになりたいですね」

 

●2017年2月3日

音楽と人』2017年3月号

──じゃあ最後に、東京オリンピックが開催される2020年、そのとき自分は何をしてると思いますか。

あ「うーん……やっぱり倫子さんみたいに、オリンピックを1人で観ることを怖がっているんじゃないかな」

──Perfumeは何をしてるでしょうね。

あ「どうですかねえ。でも、東京オリンピックが決まったときに、開会式でパフォーマンスしてよって、いろんなファンの方や友だち、大切な人たちからも、メールやコメントもらったんですよ。〈いや、そうなったらいいけど……〉って思ってたら、テレビのランキングで『オリンピックでパフォーマンスを披露してほしいアーティスト』にPerfumeがランクインしてて。〈うわっ、すごいな〉って他人事のように思ってたら、去年、リオの閉会式でMIKIKO先生が演出を手がけて。ライゾマさんも『最後の閉会式のパフォーマンスは、Perfumeのネタ元から生まれた』って言ってくれてて。なんか、自分たちのやってたこと、関わってくれてた人だってことが世界であそこまで評価されて、それが自分のチームの人だってことが、すごく誇り高かった。それと同時に〈あ、自分たちも頑張らなきゃ〉って思った。そんなすごい人たちに関わってもらってるんだから、もっと多くの人に見てもらって、驚いてもらえるパフォーマンスしなきゃって、自分にも拍車がかかったというか」

──なるほどね。

あ「だから、すごい刺激をもらえました。MIKIKO先生も(真鍋)大度さんも、きっと2020年のオリンピックで、いろいろ活躍される方だと思うから、自分たちの活動も、面白い!とか最高だなって思うことを積み重ねて、2020年までそれを続けて、声をかけてもらえるような存在でいたいなあ」

──じゃあ、あと3年、30歳になるまで続ける目標は出来たってことだ。

あ「うげ(笑)。三十路のPerfume、頑張ります」

 

●2017年10月9日

フジ『さんまのまんま 秋のさんまもゲストも脂がノッてますSP』

さんま「そろそろ結婚は…と思てんけど、全然?」

あ「そうですね、まだオリンピックくらいまでは頑張りたいですね」

さんま「あ、東京五輪まではやりたいの? なんで五輪目指してんの?」

あ「リオの閉会式を、私たちをずっと…ダンスを習い始めたときからダンスの先生でいてくれてるMIKIKO先生っていう先生が、リオの演出をしたんですよ」

さんま「“日本に向けて”の方か」

3人「そうですそうです」

あ「自分たちのチームの人間が世界に呼ばれて立ったんだっていうのを、すごい誇りに思っていて」

さんま「君ら、チャンスやないか。お世話になってる人と仲がええんやろ? お前ら、開会式あるぞ」

【Perfumeとあなたって?】第2.5回 - アオキュ(@aoky_)

Perfumeとその人について”を聞く不定期連載。
普段は私・アオキュがインタビュアーを務めていますが、今回は知人に“私のこと”を聞いていただくことになりました。
中身としては第1回、第2回と同じです。

第1回はこちら
第2回はこちら

 

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■「情報を集めては脳内でただ楽しんでいた」

ーー「Perfumeとあなたって?」。前回、前々回の流れに沿って進めていきたいと思います。まず、Perfumeを好きになったきっかけから。

アオキュ 存在を知ったのは2007年、『ポリリズム』リリースのタイミングですね。“女子大生テクノポップユニット”と聞いて、「またイロモノがでてきたか〜」とか、そんな風に思ってたんですけど、2008年の『love the world』で完全にハマってしまいました。ビジュアルが素敵すぎて。

ーービジュアル。

アオキュ どの番組だったかは忘れてしまったんですけど、地上波で『love the world』を披露してるときの、あのアニエスベー衣装に惹かれて。高校時代、田舎で過ごしていた私にはすごく都会的に見えたし、オシャレだと思ったんですよ、きっと。わからないですけど。

 

 

ーー…あまり当時のことは覚えてないですか?

アオキュ 正直、覚えてない(笑)。でも、その「オシャレだ!」という気持ちだけでは今みたいにハマらなくて。徐々に興味レベルを上げていくうちに『Complete Best』を借りて、そこで『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』を聴いて。衝撃でした。音楽的なことは何も語れないけど、とにかく切なかった。当時は「売れなかったPerfumeがベスト盤を出して、そのためにヤスタカが描き下ろした曲」とか、そんなことは知りもしなかったですけど、聴いているうちに胸が締め付けられるような思いになって、とにかくもっと聴いていたいと思って。動画を漁りまくって、CDやDVDは買えるだけ買い集めて。そういう意味でいえば、『love the world』が引っかかりとなって『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』でガチハマリした感じです。

 

 

ーーPSPSがギアを入れるきっかけだったんですね。

アオキュ ギアを入れるといっても、しばらくはライブ参戦もゆる〜やかですよ。直角ツアーには新潟公演の1回しか行ってないし、2010年もトゥワーとドームだけ。2011年は夏にRIJFでデスセットリストを見ただけだし、2012年はJPNツアー、シンガポールLV、CDJに行っただけ。当時は2ch本スレを読んでそのまま完結させてましたね。学校でも家でも本スレをずーっと眺めて、情報を集めては脳内で楽しんでました。

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■「ビジネスだから」

ーーそんな“在宅ヲタ”みたいなところからの転機は、いったいどこだったんですか?

アオキュ 今、すっ飛ばして話を進めましたけど、転機というなら2012年。上京して、時間をフルに使えるようになったJPNツアーで、「同じツアーでもどんどん足を運んだ方が面白い」ってことに気づいて。そんななか、第1回でインタビューしたきゃぷてん(@Jan01pa)と出会ったことがいわゆるスタートかもしれない。

ーースタート。

アオキュ 初めて同年代で「本気でPerfumeを好きな人」に出会えたのが、そのときだったんです。武道館で出会って、何の因果か、Perfume関係なしでも遊ぶことになって。それ以降、行動はほとんど共にしていますし、ライブに行くペースも超加速しました。

ーーでは、2013年以降、ライブ参戦が増えていったと。

アオキュ そうですね。2013年の対バンツアーで、界隈の核ともいえる1(ぃっせー @1s_htc)を仲間に加えて数人で『LEVEL3』ツアーを全通したり、ぐるんぐるんツアーの11公演に行ったり。今でこそ全員、平日はほとんど動けない人間になってしまいましたけど、それでもフェスなどを含めて、現場には何十回と一緒に足を運んでます。ライゾマ展とかにも何度も行くし、Perfume無関係にただ遊ぶことも多いし。単純にいい仲間を持ちましたね。当人たちにそれを話すと「いや、ビジネスの関係だから」と言われるんですけど。

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ーービジネスなんですか?

アオキュ 嘘です。でも「ビジネスだから」とは言われてます。いや、私としては心の底から「いい仲間を持ってよかった」と思うんですよ。普段過ごす友人全員が、Perfumeの話をすることができる。そういう環境にいることができるのは、なによりありがたいことですよね。これからもみんなと一緒にPerfumeを追いかけたい。周りから誰もいなくなったとしても最後まで追い続けますけど。

 


■「現実を忘れるような気持ちで」

ーーきっかけの話が少し長くなってしまいましたね。そんな数年間でしたが、この数年のベストライブって、いつだと思います?

アオキュ 1公演に絞るのは難しいですけど、個人的に最も楽しんでいたのはやっぱりぐるんぐるんツアー。東京から800km近くある広島に、旅行がてら原付で行ったところから始まって、大阪、名古屋、仙台、代々木。名古屋からは完全な無職の期間(〜10月)だったんですけど、だからこそ現実を忘れるような気持ちで楽しんでいたと思います。千秋楽なんか特に、Perfumeと一緒に全国を回った気持ちと相まってボロ泣きでした。みんなそうだと思うんですけど、心の底からの「おめでとう!」という涙がありましたよね。

 

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ーー「ぐるんぐるんはよかった」と語る人は、確かによく見かけますね。

アオキュ セトリもよかったですよね。『Perfume WORLD』の導入からのレトロフューチャーな『エレクトロ・ワールド』とか、『Party Maker』から『チョコレイト・ディスコ』までの“四番打者ラッシュ”とか。『Hold Your Hand』のジャンケンには苦労してましたけど、勝手に。

ーーあれは馬鹿のやることだと思います。

アオキュ どうせなら全公演やりたかった。

 

 


■「“終わり”のときもこの曲たちを聴くんだと思います」

ーーちなみに、Perfumeの一番好きな曲とは?

アオキュ やっぱり『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』かもしれないです。先述の理由がありますし、Perfumeを象徴しているような気もするし。2015年に一度考えてしまった“終わり”のときも、この曲と『マカロニ』を聴くことになるんだと思います。なので『マカロニ』かどちらかですね。あ〜でも、『Hulry Burly』かもしれない。

ーー毎度人には1曲に絞らせておきながら自分は明言しない感じ、性格出てます。

 

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■「Perfumeを見るために東京にいる」

ーー最後の一問ですね。あなたにとってPerfumeとは?

アオキュ さっきも思ったんですけど、なかなかにめんどくさいハードな質問投げてますね、これ…。なんだろう、自分の生活を作るど真ん中のものだと思います。言ってしまえば「Perfumeを見るため」に東京にいるし、1年の動き方もPerfumeの活動によって変わりますもん。今の仕事もPerfumeのおかげで始められたようなものですしね。

ーー当たり障りないコメントですね。そんな風に答える人、いっぱいいる気がします。

アオキュ 前回、前々回のように良い話はできないですけど、とにかくPerfume中心に動いてますもん。正直、もっと中心に寄せたいくらい。あと、今までかしゆかかしゆか言ってきましたけど、最近は巡り巡ってのっちが愛しくて仕方がない。のっちマジのっち。私が去年の静岡公演で経験した「幼少期ののっちがステージに降りてきた話」聞きます?

ーー壁に向かって喋っていてください。ありがとうございました。

 

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GWの予定はありません。

 

※インタビューは2017年5月のものです。

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アオキュ @aoky_

1991年9月7日生まれ 新潟県出身

Perfumeとアイドルが好きです。

SoundCloudhttps://soundcloud.com/aoky97】もよかったら覗いてください。

その他、ライブレポ【mudai:A

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【Perfumeとあなたって?】第2回 - 砂糖(@310_prfm)

(…シリーズ化しようとしていたのに、2016年、一度も書きませんでした…) 

 

 

Perfumeファンにいろいろな話を聞いてみよう」

そんなテーマの、第2回です。第1回はこちら

 

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■「トゥワーが初って、よく考えたらすごい」

――まず、Perfumeを知ったきっかけから

砂糖 存在自体は2006年くらいから知ってたんだよね。何かの番組のエンディングに『コンピューターシティ』が使われていて…。

――(wikiを開いて)テレビ東京系『東京爆旅』?

砂糖 それかな? 黒バックのMVがやたらとインパクトあったんだよね。でも、今思えば当時のPerfumeが高校生だとは思ってなかった。「この人たち、何歳なんだろう」って(笑)。

――あ~ちゃんなんか、リーゼントだしね(笑)。

砂糖 老けてるようにも見えたし……3人とも20~30代だろうと思ってたよ。……で、そこでは“Perfume”とは認識していないのね。『ポリリズム』で「あ、黒バックの!」って認識して、好きになったのは『Dream Fighter』。

――2008年だ。

砂糖 『BUDOKaaaaaaaaaaN!!!!!』、行きたい……って思ったけど、住んでいるのは福岡だし、高校生の私には東京は遠かった。次の年の『直角ツアー』も、なんだかんだ行けなくて。

――あれ? 福岡公演あったよね?

砂糖 ……チケットの取り方が、ね(笑)。

――その理由、前回も聞いたよ!?

砂糖 まさに。「一緒じゃん」って思った(笑)。あと、受験期だったから、家族にも止められてたなあ。私もそのときは「だよなあ」って納得しちゃってた。今じゃ考えられないけど。

――知ったのは2006年だけど、なかなかPerfumeに会いには行けない、と。

砂糖 実はライブより前に見てるんだよね、Perfume。直角の頃のリリイベ……ラジオ巡業で天神に来たから見に行って、観客全員で気になる子ちゃんポーズやったよ。それこそ当時は「めっちゃカオス…」と思った(笑)。

――まあ、ラジオ観覧なんかライトファンいないしなあ……。で、初ライブはいったいいつになるの?

砂糖 初参戦はトゥワーの福岡公演! ブログが読みたくて2010年の頭にP.T.A.会員になったんだけど、そしたらすぐにトゥワーの発表があって。「ファンクラブ入ったし、受験終わったし、これはもう行くしかない!」ってことで。

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――Zepp Fukuokaか。どうでした? 初めてのライブ。

砂糖 1曲目が『The best thing』で。あの曲めっちゃ好きだから、めっちゃ嬉しかったなー。聴くと今でも思い出す。

――あのストライプ衣装、めっちゃかわいいよね。

砂糖 エロかった……。あとはやっぱり、喋りの印象が強いなー。テレビ見てるのと同じくらいのクオリティで喋るから。

――トゥワーってことは、普段のライブよりゆる~い雰囲気だしね。

砂糖 そうそう、ゆるかった! MCがほとんどだし、そのMCも“西脇商店”とか、“カメラでかしゆかの脚を撮るのっち”だとか、“のっちが振付を間違えたときのモノマネ”だとか(笑)。……トゥワーが初って、よく考えたらすごいな……。

――珍しいケースな気がする(笑)。

 

 

 

■「いいや、行け!」 

砂糖 で、そのあとは……同じ年の『123456789011』も行けなかったんだよね。なぜなら東京だから。お金がなかった(笑) 

――福岡~東京間って、飛行機代もばかにならないよね。

砂糖 短大生にはキツかった……。2011年はツアーもなかったし、『JPN』まで来てやっと2回目の参戦。これも福岡の、福岡国際センター。でも、その頃にはもうTwitter始めていたから、このタイミングで今の繋がりみたいなものができて。そこがトゥワーと違うところかな。

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――ちなみに、初遠征っていつだったの?

砂糖 初遠征は『LEVEL3』の京セラドーム。疲れたけどすごく楽しかったな―。日帰りだった。

――日帰りって、またハードな……。

砂糖 めっちゃバタバタしてた(笑)。ずっと行きたいなって思ってたんだけどチケットは取っていなくて。直前になって「チケット余ってるから、よかったら」って言ってもらえて、「宿も全然決まらないけど、いいや、行け!」みたいな。それから遠征するようになったなー。『ぐるんぐるん』は福岡のほかに大阪、代々木と。のっちの誕生日のライブ。

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――あ、リフト事件も見てるんだ。

砂糖 見た見た。「こういうハプニングもあるんだ……」って。その場ではのっちが出てきたのが面白くて笑ってたけど、よくよく考えるとケガしそうで危ないよね。

――リフトが止まった時点で、三人の無事を祈った覚えがある。

砂糖 でも、あの後の切り替えがやっぱりすごかったよね。「代々木、いけますか!?」からの『エレクトロ・ワールド』で爆発。さすがだった。

 

 

 

■「Perfume、ありがたいなって」 

――ちなみに、さとちゃんの一番好きな曲って?

砂糖 うーん……『不自然なガール』! あの赤い衣装がすごく好きで。インパクトあったなー。後ろにダンサーがいるのも画期的だったし。P.T.A.のムービーも面白かった。「テリーとドリー」の真似してたり、あ~ちゃんがチェキにハマって、ずっと写真撮ってたり、のっちが始めたストップウォッチ遊びにすぐ飽きたり。思い出すたびに笑っちゃう(笑)。

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――懐かしいなぁ……。では最後に。あなたにとってPerfumeとは?

砂糖 うーん……「命の恩人」?

――ちょっと大げさじゃない!?

砂糖 一度も死のうとしていないや(笑)。……直角の頃とか、ちょっと家がゴタゴタしてたんだけど、Perfumeを聴いている間だけはめっちゃ「幸せだな」って思えてたんだよね。Perfumeを知って、好きになって、Twitterを使ってみんなと知り合うようになって。ありがたいなって。

――“活力の源”的な意味か。ステキだな……! えーと、公開が遅れてしまってマジですみませんでした! ありがとうございました!

 

 

※インタビューは2015年12月のものです。

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砂糖 @310_prfm

福岡在住。Perfume松山ケンイチ夢眠ねむNegiccoのファン。

Twitterhttps://twitter.com/310_prfm

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欅坂46、Negicco、わーすた…勝手に選ぶ2016年の10曲

年の瀬ですね。

ええ、やってみたかったんです。選んでみたかったんです。

 

アイドルの曲、10選です。

上から発売順。

 

***

 

1.魔法の言葉/sora tob sakana(2016.2.16)


「オサカナがすげーよい」と耳にしたので聴いてみた。すげーよい。平均年齢14歳の幼い声とシンセの噛み合いが心地いい。超イノセント。今しか歌えないだろう感が胸を締めつける。いいないいなと思いながら今年が終わってしまうところまで来てしまったので、休みに入ったら他の曲もしっかりと聴きたいと思う。来年期待したいという意味でのチョイス。神崎風花ちゃんかわいい。

 

 

2.矛盾、はじめました。/Negicco(2016.3.29)


今年のNegiccoは、これと『ティー・フォー・スリー』収録の『江南宵唄』で迷った。大人かわいい。大人かわいいってなんだよっていう。でも、Negiccoが辿り着いたのはその境地だった。最もそう感じられる曲。

恋をして生まれる“矛盾”、何度も「ブレイク」といわれてもイマイチ駆け上がれない“矛盾”。「理想と現実の迷子なの」「新しい私たち ああ信じてる ああいつの日か ハッピーエンドつかもう」などの歌詞を、彼女たちと照らし合わせて聴いてしまう。迷いながらも出した、出すことができたひとつの答えが『ティー・フォー・スリー』という名盤、そしてNHKホールでの「(武道館は)勢いで立つ場所ではない」という告白だったんだと思う(正直、アプガの武道館公演を見て、その選択は正しいものだったと確信した)。来年も応援します。

 

 

3.サイレントマジョリティー/欅坂46(2016.4.6)


今年これを選ばずして、何を選ぶ。誰がどう見ても欅の年、平手友梨奈の年だった。これほどまでオーディションから評価が一転するとは思わなかった。

私はいまだに、大所帯グループはどこを見たらいいのかわからない部分がある。だけど、この曲はあからさまとも言えるほど“カリスマ+群”で、何を見ればいいのか非常に非常にわかりやすい。ひとりを輝かせるために集団があり、集団を輝かせるためにひとりがいる。そういう意味で、欅坂のグループとしての結束は強い。FNS歌謡祭のドリームチームサイマジョを見ても、欅坂だから歌える曲だとしか思えない。

ちなみにというか、両耳でリズムが違うあの癖になるクラップ、メンバー自身によるものらしいですね。そう思うとよりあの音が好きになる。

 

 

4.うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ/わーすた(2016.5.4)


10曲のなかでは最も聴いただろう1曲。だって楽しいんだもん。

歌詞も世界観も意味不明(草食男子を落とす歌らしいです)なのに、とにかくキャッチーでコミカル。ライブで見るとさらに感じるんだけど、サビの爆発力がとてつもない。「マジで」の瞬間に飛び跳ねなきゃいけなくなるような高揚感がある。

あとはなにより、かわいい。全員かわいいっていうのは素晴らしいことだと思う。

わーすたは「世界中の音楽を歌う」みたいなコンセプトがあって、そこに引っ張られて毎回違うジャンルを消化しないといけない…というような思いが制作陣にありそうな気がするんだけど、そんなことはどうでもいいから! この路線だけでいいから! …なんて思いもある。

 

 

5.泡沫サタデーナイト!/モーニング娘。'16(2016.5.11)


ハロプロ、実はあまり馴染みがないんですけど、それでも「久々に来たな!」という1曲。数年前に出せていたらミリオンいったんじゃないのって思う。これもめちゃくちゃ楽しいのでチョイス。アイドルは何も考えずに楽しめることが一番かもしれない。

紅白に選ばれなかったのがわりと疑問なんだけど、まあ、アイドル飽和してるし…残念。

 

 

6.オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー/フィロソフィーのダンス(2016.5.15)

個人的なブログでこう書くのには違和感もあるけど、個人的に今年大好きになったグループ、フィロソフィーのダンス(フィロのス)。ひょんなことから彼女たちを知らないといけないことがあって、検索して一番にグッときたのがこの曲だった。

レトロで、オシャレで、そして楽しそうに踊るさまが見ていて実に気持ちいい。奥津マリリ(青)のやわらかく強い声、日向ハル(赤)の砲弾のごときパワフルな声も見事な武器だし、この曲に関しては他の2人も色が出ていてよい。

ちなみに、今年のTIF3日間のベストアクトもこのフィロのスのステージだった。夏、夜風、お台場の夜景。そして彼女たちのファンクな楽曲がものすごくマッチしていて、「この景色は彼女たちのためにあったのか」と思ってしまったほど。「アイドルなのに」という枕詞はあまり好きじゃないけど、彼女たちにはこの言葉を使ってもいいかなと思う。アイドルというジャンルにいるだけの、他ジャンルな人たち感。とにかくすごいのでブレイクを信じてやまない。

 

 

7.バイカラーの恋心/Dorothy Little Happy(2016.5.25)


「ドロシーすぎる」のひと言に尽きる。夏の太陽の下、純白の衣装でキラキラしているイメージが強いドロシーの、その真ん中をいった曲。今年のTIFで増設された、ゆりかもめ船の科学館に臨むSHIP STAGEで聴いたこの曲は最高だった。

このシングルのカップリング『Dorothy Train』も泣ける。2人でもまだまだやれるはず。

 

 

8.オーケストラ/BiSH(2016.10.5)

まさか自分がBiSHを選ぶとは思わなかった。王道にいい曲で、MVの胸をしめつけられる感じがたまらない。BiSHは本当に綺麗。

大切な人との別れを歌う歌詞と、MVの5:31〜のひとり分空けられたスペース。なぜこれを歌ったのか。そういう裏エピソードみたいなのが大好き。

 

9.あの教室/乃木坂46(2016.11.9)


橋本奈々未卒業曲『サヨナラの意味』のカップリング。ノスタルジーなオルガン(?)、謎オシャレ空間になっているMVがステキ。MVをフルサイズで見たことがないという人には、どこかで探してぜひ見ていただきたい。今後まだまだ乃木坂を担っていくはずの齋藤飛鳥堀未央奈コンビの不思議な振付が癖になるはず。

 

10.二人セゾン/欅坂46(2016.11.30)

「1グループから2曲以上出さない」というルールを勝手に課しながら、それでも欅坂から2曲出すという、某ブログと同じことをしてしまった。しょうがないじゃん、すごいんだもん。

「道端咲いてる雑草にも 名前があるなんて忘れてた」という歌詞と、「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)」。1stシングルの時点で雑草だったとするなら、それがこの曲で彼女たちに花を咲かせる。そう思わせるくらい、世界は開き、景色は明るくなる。こっちの気持ちまでシンクロして、軽やかに跳んでみたくなるし、大股開いてあるきたくなる。

実は欅坂が今年出した3枚は全部つながっていて、先述の“カリスマ+群”は、その過程でそれぞれの距離をぐっと近いものにしたように思える。とはいえ、地上波レベルだとまだまだ平手友梨奈フィーチャーは続く。ほかの一面も見るべきだと思うけど、どこまで平手フィーチャーで突き進めるのか見てみたい気もする。勝手に悩ましい。

 

 

***

 

以上、10曲。以下は次点の曲たち。

 

◎cloudy irony/Maison book girl


衣装かわいい。矢川葵ちゃんかわいい。マリンバ的な音が心地いい。

 

◎君という仮説/アップアップガールズ(仮)


武道館公演に向けて作られたはずの1曲。武道館が大成功だったら、多分泣きながら10曲に入れた。

 

◎深海-Hi-ra Mix-/東京女子流

トロピカルハウスと軽快なステップがクール。そして、恋心を深海に沈める中江友梨パートがグッと心に刺さる。フューチャーベースな『ミルフィーユ』と迷った挙句どちらも入れなかった。

 

◎ハイテンション/AKB48


何も考えないで盛り上がれる曲調と、MVの“大名行列感”がまさにAKBって感じで痛快。

 

◎魔法をかけてあげるよ/オクツマリリ


フィロのス・奥津マリリのシンガーソングライター名義の曲。一番推したい曲ではあるんだけど、「アイドルとしての曲じゃないだろ」と思ったので入れなかった。彼女のサクセスストーリーと重ねてしまって、(リリース自体は昨年12月だけど)今年トップクラスで刺さった。

 

 

以上です。