読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

欅坂46、Negicco、わーすた…勝手に選ぶ2016年の10曲

年の瀬ですね。

ええ、やってみたかったんです。選んでみたかったんです。

 

アイドルの曲、10選です。

上から発売順。

 

***

 

1.魔法の言葉/sora tob sakana(2016.2.16)


「オサカナがすげーよい」と耳にしたので聴いてみた。すげーよい。平均年齢14歳の幼い声とシンセの噛み合いが心地いい。超イノセント。今しか歌えないだろう感が胸を締めつける。いいないいなと思いながら今年が終わってしまうところまで来てしまったので、休みに入ったら他の曲もしっかりと聴きたいと思う。来年期待したいという意味でのチョイス。神崎風花ちゃんかわいい。

 

 

2.矛盾、はじめました。/Negicco(2016.3.29)


今年のNegiccoは、これと『ティー・フォー・スリー』収録の『江南宵唄』で迷った。大人かわいい。大人かわいいってなんだよっていう。でも、Negiccoが辿り着いたのはその境地だった。最もそう感じられる曲。

恋をして生まれる“矛盾”、何度も「ブレイク」といわれてもイマイチ駆け上がれない“矛盾”。「理想と現実の迷子なの」「新しい私たち ああ信じてる ああいつの日か ハッピーエンドつかもう」などの歌詞を、彼女たちと照らし合わせて聴いてしまう。迷いながらも出した、出すことができたひとつの答えが『ティー・フォー・スリー』という名盤、そしてNHKホールでの「(武道館は)勢いで立つ場所ではない」という告白だったんだと思う(正直、アプガの武道館公演を見て、その選択は正しいものだったと確信した)。来年も応援します。

 

 

3.サイレントマジョリティー/欅坂46(2016.4.6)


今年これを選ばずして、何を選ぶ。誰がどう見ても欅の年、平手友梨奈の年だった。これほどまでオーディションから評価が一転するとは思わなかった。

私はいまだに、大所帯グループはどこを見たらいいのかわからない部分がある。だけど、この曲はあからさまとも言えるほど“カリスマ+群”で、何を見ればいいのか非常に非常にわかりやすい。ひとりを輝かせるために集団があり、集団を輝かせるためにひとりがいる。そういう意味で、欅坂のグループとしての結束は強い。FNS歌謡祭のドリームチームサイマジョを見ても、欅坂だから歌える曲だとしか思えない。

ちなみにというか、両耳でリズムが違うあの癖になるクラップ、メンバー自身によるものらしいですね。そう思うとよりあの音が好きになる。

 

 

4.うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ/わーすた(2016.5.4)


10曲のなかでは最も聴いただろう1曲。だって楽しいんだもん。

歌詞も世界観も意味不明(草食男子を落とす歌らしいです)なのに、とにかくキャッチーでコミカル。ライブで見るとさらに感じるんだけど、サビの爆発力がとてつもない。「マジで」の瞬間に飛び跳ねなきゃいけなくなるような高揚感がある。

あとはなにより、かわいい。全員かわいいっていうのは素晴らしいことだと思う。

わーすたは「世界中の音楽を歌う」みたいなコンセプトがあって、そこに引っ張られて毎回違うジャンルを消化しないといけない…というような思いが制作陣にありそうな気がするんだけど、そんなことはどうでもいいから! この路線だけでいいから! …なんて思いもある。

 

 

5.泡沫サタデーナイト!/モーニング娘。'16(2016.5.11)


ハロプロ、実はあまり馴染みがないんですけど、それでも「久々に来たな!」という1曲。数年前に出せていたらミリオンいったんじゃないのって思う。これもめちゃくちゃ楽しいのでチョイス。アイドルは何も考えずに楽しめることが一番かもしれない。

紅白に選ばれなかったのがわりと疑問なんだけど、まあ、アイドル飽和してるし…残念。

 

 

6.オール・ウィー・ニード・イズ・ラブストーリー/フィロソフィーのダンス(2016.5.15)

個人的なブログでこう書くのには違和感もあるけど、個人的に今年大好きになったグループ、フィロソフィーのダンス(フィロのス)。ひょんなことから彼女たちを知らないといけないことがあって、検索して一番にグッときたのがこの曲だった。

レトロで、オシャレで、そして楽しそうに踊るさまが見ていて実に気持ちいい。奥津マリリ(青)のやわらかく強い声、日向ハル(赤)の砲弾のごときパワフルな声も見事な武器だし、この曲に関しては他の2人も色が出ていてよい。

ちなみに、今年のTIF3日間のベストアクトもこのフィロのスのステージだった。夏、夜風、お台場の夜景。そして彼女たちのファンクな楽曲がものすごくマッチしていて、「この景色は彼女たちのためにあったのか」と思ってしまったほど。「アイドルなのに」という枕詞はあまり好きじゃないけど、彼女たちにはこの言葉を使ってもいいかなと思う。アイドルというジャンルにいるだけの、他ジャンルな人たち感。とにかくすごいのでブレイクを信じてやまない。

 

 

7.バイカラーの恋心/Dorothy Little Happy(2016.5.25)


「ドロシーすぎる」のひと言に尽きる。夏の太陽の下、純白の衣装でキラキラしているイメージが強いドロシーの、その真ん中をいった曲。今年のTIFで増設された、ゆりかもめ船の科学館に臨むSHIP STAGEで聴いたこの曲は最高だった。

このシングルのカップリング『Dorothy Train』も泣ける。2人でもまだまだやれるはず。

 

 

8.オーケストラ/BiSH(2016.10.5)

まさか自分がBiSHを選ぶとは思わなかった。王道にいい曲で、MVの胸をしめつけられる感じがたまらない。BiSHは本当に綺麗。

大切な人との別れを歌う歌詞と、MVの5:31〜のひとり分空けられたスペース。なぜこれを歌ったのか。そういう裏エピソードみたいなのが大好き。

 

9.あの教室/乃木坂46(2016.11.9)


橋本奈々未卒業曲『サヨナラの意味』のカップリング。ノスタルジーなオルガン(?)、謎オシャレ空間になっているMVがステキ。MVをフルサイズで見たことがないという人には、どこかで探してぜひ見ていただきたい。今後まだまだ乃木坂を担っていくはずの齋藤飛鳥堀未央奈コンビの不思議な振付が癖になるはず。

 

10.二人セゾン/欅坂46(2016.11.30)

「1グループから2曲以上出さない」というルールを勝手に課しながら、それでも欅坂から2曲出すという、某ブログと同じことをしてしまった。しょうがないじゃん、すごいんだもん。

「道端咲いてる雑草にも 名前があるなんて忘れてた」という歌詞と、「サイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)」。1stシングルの時点で雑草だったとするなら、それがこの曲で彼女たちに花を咲かせる。そう思わせるくらい、世界は開き、景色は明るくなる。こっちの気持ちまでシンクロして、軽やかに跳んでみたくなるし、大股開いてあるきたくなる。

実は欅坂が今年出した3枚は全部つながっていて、先述の“カリスマ+群”は、その過程でそれぞれの距離をぐっと近いものにしたように思える。とはいえ、地上波レベルだとまだまだ平手友梨奈フィーチャーは続く。ほかの一面も見るべきだと思うけど、どこまで平手フィーチャーで突き進めるのか見てみたい気もする。勝手に悩ましい。

 

 

***

 

以上、10曲。以下は次点の曲たち。

 

◎cloudy irony/Maison book girl


衣装かわいい。矢川葵ちゃんかわいい。マリンバ的な音が心地いい。

 

◎君という仮説/アップアップガールズ(仮)


武道館公演に向けて作られたはずの1曲。武道館が大成功だったら、多分泣きながら10曲に入れた。

 

◎深海-Hi-ra Mix-/東京女子流

トロピカルハウスと軽快なステップがクール。そして、恋心を深海に沈める中江友梨パートがグッと心に刺さる。フューチャーベースな『ミルフィーユ』と迷った挙句どちらも入れなかった。

 

◎ハイテンション/AKB48


何も考えないで盛り上がれる曲調と、MVの“大名行列感”がまさにAKBって感じで痛快。

 

◎魔法をかけてあげるよ/オクツマリリ


フィロのス・奥津マリリのシンガーソングライター名義の曲。一番推したい曲ではあるんだけど、「アイドルとしての曲じゃないだろ」と思ったので入れなかった。彼女のサクセスストーリーと重ねてしまって、(リリース自体は昨年12月だけど)今年トップクラスで刺さった。

 

 

アイドルはいいぞ。この気持ちだけはずっと持ち続けたい。

挙げた15曲、聴いたことのないものがあった人は、一度でいいから聴いていただきたいな。